ラディカルでナンセンス、ブラックかつユーモアのシャワー浴びることができる伝説のイギリス公共放送「チャンネル4」。公共放送でありながら実験的なプログラムに積極的に取り組むその姿勢に影響された旅人集団が、各国に根付く文化やアート、生活や価値観を雑貨やプロダクトを通じて紹介するプロジェクトです。
ANTE Vojnovic div.はその中でベトナム・ホーチミンを拠点に活動する東南アジアで広く流通している主に仏教ソングや演劇のセリフなどが収録されているSoundmachineをコレクトしている ”Parade des Yêu Yêu Yêu” の公式代理店となりました。ベトナム語版、ベトナムで流通しているブッダマシーンの品揃えは随一です。
Sound machine / buddha machine
生活の中に息づく Sound machine
ベトナムではタクシーやお店の中、Hẻm (ヘム) と呼ばれる路地の中など至る所でBuddhamachine など、オブジェやお守りたちと出会うことができます。こんなに広く日常に溶け込んでいるのはベトナムならでは。(当店ディレクターもはじめての出会いはタクシーのマリアマシーンから流れるベトナム語のムード歌謡かと思いきや讃美歌だったそうです。)
バリエーションや品揃えでは中国に及ばずですが、ベトナム語版は地味深い音色がホワァと暖かく沁みるビブラート多めの曲が特徴です。定番曲の Nam mô A Di Đà Phật 〜🎵 をはじめ、疾走感あふれる木魚に脳みそが震える楽曲や、ティンシャ音に癒される一曲、荘厳な鐘の音ループ曲など様々ご堪能いただけると思います。また中国語版に慣れ親しんだ皆様にもぜひ2個目、3個目の個体のブッダマシーンにおすすめです。その違いと各地の辺境音楽としての楽曲をご堪能いただきたいです。(ただし、製造元は中国や台湾であることが多いです。)
ブライアン・イーノやデヴィッド・バーンもお気に入りで、〈New York Times〉や〈Wall Street Journal〉でも取り上げられ、国内ではコーネリアスが攻殻機動隊ARISEとコラボ曲を出し話題に。 映画のOP曲及びBGM2曲の全3曲を搭載した日本初コラボ作品「GHOST IN THE MACHINE」としてスペシャル・パッケージを作るなど、いまや世界的に有名になった現代版唱佛機 「ブッダマシーン」。 Buddha Machine は北京の電子音楽集団FM3によって開発されたコンパクトなドローン再生機だが、彼らに影響を与えた元ネタ唱佛機 はアジアを中心として各地の仏教ソングなどを収録したローカル色豊かなサウンドマシーンとして地域文化に根付いていて、近年オンライン配信の台頭によりこの小宇宙の詰まった夢のマシーンは実は姿を消しつつあります。 iphoneでは味わえない独特のアナログ感漂う籠りに籠った滋味深い音色が、コンパクトな内蔵スピーカーから溢れ出ており貴方のハートを癒します。いつでもどこでもあなたと一緒なお手軽コンパクトサイズも持ち味です。今回はベトナム語版を中心に集めました。仏教ソングもサブスクの時代。きっと近い未来には出会うことができなくなると思います。手にするなら今がチャンス★です。
Asian toys
ベトナムには Tết Trung thu( テット・チュン・トゥー )という旧暦8月15日に中秋節をお祝いする風習があります。
水稲文化のベトナムでは古くより月を神として崇めてきたため、もとは月を愛でる日とされていました。月にお供えした後に、満月の光の下で収穫した作物から作られた料理を囲みながら宴会を行い、子供たちは魚や蝶々などを紙で作って遊び、夜には灯篭や太鼓を持って村を歩き回って過ごしたと言われています。
そして現代では、子供たちの日としてお祝いの楽しみ方も変わってきています。
中秋節の時期になると、街には数々のカラフルなおもちゃのランタンがあちらこちらに吊るされ、その季節独特の賑わいに訪れる方もワクワクがとまりません。
ランタンやおもちゃはインテリアショップや玩具屋以外でも出会えます。
自転車に盛り盛りで大音量をかき鳴らし移動販売するおじさん。まさにParade des Yêu Yêu Yêu!!
毎日夕方になると大通りの一角でおもちゃを並べはじめるông(お爺ちゃん)、
80歳を過ぎた今も、「家にいても暇だからね、動ける間は絶対に来るね」って言っています。
足の悪いおばあちゃんの分も頑張って働くのだそう。(チーお爺ちゃんも足が悪くなる前は大通りを籠担いで歩き回っておもちゃを売っていたそうです。
少し多めに買った日に「娘家族とご飯するよ!」って嬉しそうに言ってくれた笑顔が大好きです。
Asian home decor & Lifestyle
ベトナムは実に54の部族からなる多民族国家ということを知っていますか?
85%を超えるキン族(越人)が最大民族。残り53のエスニックトライバルは中国、ラオス、ミャンマー、タイ、カンボジアなどの国境近くの山岳部や河川地域、それぞれ都市から離れた場所で固有の生活様式や社会構造を守りながら未開発地で暮らしています。彼らは超自然的な考え方や美意識を持ち、独自の文化を継承しながら生活しています。ただ、貧困問題により共通語を理解できないなどの理由により、その多くは発言権がなく社会サービスへアクセスできないという課題も抱えています。彼らが紡ぐ伝統文化をプロダクトを通じてご紹介していきます。
一方で都市部でも、様々な要因で消えゆく工芸品やプロダクトもあります。
南部で有名な Sông Bé(ソンべ焼き)もそのうちのひとつ。消えていく窯が多い中多いのですが、残っている窯元を訪ねデッドストックを少しずつお譲りいただいています。(※写真にはアンティークやリプロダクトも含まれています)
(※写真にはアンティークやリプロダクトも含まれています)
その他、ベトナム南部から、楽園のアジアを感じるインテリアやアパレル、キッチュな雑貨もご紹介していきます。